富士山麓 樽熟原酒50°

こだわりの「アルコール度50°」のおいしさが「ノンチルフィルタード製法」でさらに進化。
樽熟原酒本来の味わいがさらに楽しめます。2016年3月22日発売。

ノンチルフィルタード製法とは、製品化の際に冷却ろ過を行わずにびん詰めすることで、ウイスキーのうまみ成分を逃がさない製法のことです。主にプレミアム品や限定品などで採用される製法です。

1.メーカー

キリンディスティラリー株式会社

2.蒸留所

「富士御殿場蒸留所」は、モルトとグレーン、2つの原酒をひとつの蒸留所で蒸留する、
世界でも稀有な試みによって、独自のウイスキー哲学を醸成してきました。
設立当初からグレーンウイスキーの自社生産にこだわり、一般的なライトタイプのグレーンウイスキーだけでなく、ミディアムタイプ、ヘビータイプと、香味豊かなグレーンウイスキーをつくり続けています。

3.商品名

富士山麓 樽熟原酒50°

4.特徴

うまみ溶け込むアルコール度数50°

一般的にウイスキーはアルコール度数60度以上で樽詰めされ、熟成、ブレンドされた後、びん詰め時に製品のアルコール度数まで加水されます。この時にアルコール度数が急激に下がることで溶け込んでいた香味成分が溶けきれなくなり析出してしまいます。
「富士山麓 樽熟原酒50°」は、富士御殿場蒸留所の環境下、香味上望ましい熟成方法を検証した結果、モルトウイスキーをアルコール度数50°、味わいの鍵となるグレーンウイスキーの一つにアルコール度数55°でバレル(180L小樽)熟成させた原酒を使用しています。
出来るだけ樽出し時に近い状態でびん詰め(※)することにこだわり、原酒本来のうまみを封じ込めています。

※これにより、樽熟成の度数とびん詰め度数がほとんど変化なく、香味成分の析出が少ない。

香り:フルーティな樽熟香とモルトの香ばしさが調和した香りが初めに感じられます。
味わい:口に含むと複雑に絡み合った香りが、ゆっくりと解き放たれます。舌で転がすときに広がる香味は、甘さを感じるほどまろやか。
余韻:奥深い余韻が、心地よく鼻に抜けていきます。
タイプ:ブレンデッド
原材料:モルト、グレーン
アルコール分:50%

5.受賞歴

現時点では受賞歴はありません。

6.価格

参考小売価格:700ml  1,500円(税込:1,620円)
通販やネットオークションでは2,500円〜3,000円前後の価格で販売されています。(2019年2月12日時点)

DiningBar Hidden Loungeでの提供価格

「DiningBar Hidden Lounge」では、このウィスキーを
45ml:700円
にて提供しております。

7.まとめ

ロックや水割りも適していると思いますが、富士山麓 樽熟原酒50°」の真価を発揮できるのはソーダ割りでしょう。度数の高さと原酒の濃さからくるコシのあるウイスキーの風味がソーダによって引き伸ばされ、他の国産ウイスキーではなかなか体験できない骨太なハイボールを楽しむ事ができます。

2019年3月頃の終売が決まっております。ぜひ終売してプレミア化してしまう前に一度は楽しみたいウイスキーであるといえるでしょう。